大阪府堺市は2018年6月、「SDGs未来都市」に選定されました。
長期的な課題解決を目的とし、地域の発展を目指すSDGs未来都市について、その意味や堺市の取り組みについて紹介します。

堺市の「SDGs未来都市」とはどんな意味?
SDGsとは、2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標」を意味します。
人間・地球・繁栄・平和・連携をキーワードに、2030年までに達成すべき世界共通の17の目標を掲げています。
堺市は、国の公募に対して「自由と自治の精神を礎に、誰もが健康で活躍する笑顔あふれるまち」を提案し、SDGs未来都市に選ばれました。
<堺市の現状>
堺市は中世より、おもに商業・文化方面で発展を遂げてきました。
また、ものづくりの技術は現代まで受け継がれ、人口1人あたりの製造品出荷額は政令指定都市の中でトップに立っています。
1950年代には重化学工業地帯が形成され、日本の高度経済成長の一翼を担いました。
そして1960年代後半には泉北ニュータウンが完成し、緑豊かな住環境を形成しています。
2009年には環境モデル都市に選出されるなど、環境に優しい低炭素都市として先進的な取り組みもおこなってきました。
堺市が2030年に目指すSDGs未来都市の姿
堺市は2012年をピークに、人口減少・高齢化率上昇の傾向にあります。
今後はこれら人口減少と高齢化対策を主軸に置き、現役世代に対する堺市内への定住支援が必要と考えられています。
2030年までに堺市があるべき姿として、「子育てのまち」「歴史文化のまち」「匠の技が生きるまち」の三本柱を掲げました。
待機児童の解消や、ITや英語教育などの学力向上の取り組みを中心に、子育てしやすい環境を整えていきます。
また、2019年に世界文化遺産に認定された「百舌鳥・古市古墳群」をはじめとする、観光資源を活かした魅力的な街づくりを進めていきます。
そして産学公が連携した地域産業の発展を推し進め、2030年にはヒト・モノ・情報が集まる街をゴールに定めました。
<泉北ニュータウンの再生がポイント>
街びらきから半世紀が経過し、泉北ニュータウンでは高齢化が進んでいます。
堺市ではSDGs未来都市に資する取り組みとして、泉北ニュータウンの再生事業に力を注ぐことにしました。
行政としては以下の制度を実施し、泉北ニュータウンの世代交代を推進しています。
・高齢者の社会参加を支援する「おでかけ応援制度」
・若年世帯の移住を支援する「泉北ニュータウン住まいアシスト事業」

まとめ
堺市が2030年までを目標に進めている、SDGs未来都市について紹介しました。
子育て環境の整備など、誰もが住みやすい街づくりを推進していますから、堺市は将来性が期待できる都市であるといえるでしょう。
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